「偶然」と「人間」が作り出す氷割れ表現の美
桃山時代より伝わる一珍糊
一珍染は、 江戸前期の日本画家久隅守影(一陳翁)によって 確立されたものといわれている染め技法です。
その特徴は糊で、 もち米のでんぷん糊を防染に用いる友禅に対して、 一珍染は小麦扮を主原料とした一珍糊がその役目を果た します。
この糊は乾くと細かなひぴが入り、 そこに染料が侵入することで「氷割れ」とよばれる、 独特の表情が生まれます。
その中でも手描きの一珍染めは、 糊状にした一珍糊を先金を付けた筒紙に詰めて、 そのまま生地に筒描きし乾いたのち 生地を斜めに引っ張り糊をうかせて細かいひび割れを 作り、手仕事の美をプラスしていきます。
一珍糊の部分が多いほど職人さんの手間と技術は膨大 になり自然に生み出されるひぴ割れは、 ふたつと同じものができず、「個性」という点でも心引か れる模様染めとなるのです。
価格は仕立て代込み
3068
上の画像をクリックすると拡大表示します
|