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この帯は、蒔絵の人間国宝 大場松魚さんの文箱のモチーフを帯の図柄として転用したもので 東京織物卸商業組合理事長賞を受賞しています。
大場松魚さんは、1916年(大正 5年) 3月15日生。 1982年(昭和57年)、重要無形文化財「蒔絵」の保持者(人間国宝)に認定されています。 金沢美術工芸大学教授、輪島漆芸技術研修所名誉所長。石川県金沢市出身です。 2011年現在95歳で現役、金沢大学名誉教授でもあり、 中尊寺金色堂の修復作業にもかかわっている
この帯は、からすうりとひよ鳥を描いたものです。 大場さんが、研究室から窓の外を見たら、木にからすうりが成っていて、ひよ鳥が来て鳴いていたそうです。 それを蒔絵の文箱の柄として作りました。
その図柄を写し取って帯に図案化したものです。
作るときに、現物の蒔絵に忠実に作るために 特注した色箔(和紙に漆を塗って細く裂いたもの)と絹糸をたて糸とよこ糸として 使用しました。細い糸を3600本以上使っています。
軽さと薄さを出すために、ドンスに近い織り方で平坦織っています。 ひよ鳥の部分は金ですが、とても上品で可愛くて、いやみが有りません。 とてもおしゃれに感じます。
色無地から訪問着まで、また、紬の訪問着にも合わせられるすばらしい袋帯です。 |