きもの美人


     春 No.1  2001年  (15)








早坂伊織さんって言うと、女将はキャアーと思ってしまうのですが。このキャアーは何かと考えて見ると、

(1)ネットの有名人
(2)ものすごく長身な方、こちらがガリバー気分になります。
(3)とっても誠実で爽やかなので、びっくり。

この3つだと、最近分かりました。この中で爽やかさが一番印象的なのです。とてもステキな方です。



早坂伊織さん

男のきもの大全の運営をなさっています。男のきもの大全は、
こちら

リアルでは、コンピューター関係のお仕事をなさっているので、コンピューターの事は何でもお任せの頼もしいお方。

出身地広島から、きもの愛好家の方々へ強いオーラを発信し続けていらっしゃいます。きものライフの指南番的存在です。




きものに巡り合ったのは、中学生の頃。
ご両親の留守中にお父様の大島を着てみたら、着心地が良かったんです。

それからは、ご両親にないしょできものを着て、きものに関する情報を探し回りました。

本を読む、話を聞く、TVの時代劇を見るなど。そして、ネットでも情報検索しながら、メルトモとやりとりしていたら、「サイトを作ってみたら?」ということになりました。このへんの詳細は、
こちらへ。




 
 
 

五感を刺激する着心地や肌触りの良さがあり、
自然と姿勢も良くなる、きもの。

着物を着るための口実は特別には必要なくて、
着たいから着る。
衣の1種として着る。それで充分では?と。

それを実践なさって来た方なんですものね。
きものは、帯さ



この日は、京都経由で東京へ。
京都でタクシーに乗ったら、
「お客さん、 車の乗り方上手ですね。」
と運転手さん に誉められました。

きものの裾や羽織の前をすっとつまんで、
お尻からするりと車に乗る、早坂さんにとっては
普通のしぐさも、周囲からは感嘆されます。(笑)






 

紬のアンサンブルの羽織の裏です
壷や風景が描かれています。

早坂さんは184センチの長身なので、きものはキング
サイズです。
普通サイズの時は、目立たない別布で身ごろと袖を
剥ぎます。

男性のきものは、帯さえしっかり結べていれば良い
んです。
後は、首すじを合わせて、きものの立体的形状を意識
した着方をすればいい、と早坂さんはおっしゃいます。




羽織紐は平打ちで、金具を使わずに
直付けです。
紐の先も房になっていない物。

扇子は必需品ですが、時々無くして
しまうので、高価な物は持てません。



ちょっとめくって いただ
きました。(笑)

長じゅばんと、通し裏 まで
見ちゃいました。
桐の右近下駄を履いています。
       

これは、片ばさみと言う帯結びです。
新幹線に乗って移動したので、椅子に座り
やすく疲れにくい、この締め方にしました。
普段も、これか、貝の口で締めます。



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