牛首紬に関するQ&A

 

 Q 牛首紬と白山紬の違いを教えて下さい。


 A 

牛首紬は、古来からこの名称です。
明治後期から昭和初期にかけて白峰村に機業場が何軒もあった頃、各機業場ごとに牛首紬を作りそれぞれの商品に商標として、「釘抜き紬」や「白山紬」という商品名をつけて販売していました。

どれも昭和の初期までは、伝統ある牛首紬の製法を遵守した作り方をしていました。
現在は牛首紬を生産している機業場は2社だけとなり、商標もそれぞれ牛首紬として販売しております。
(それぞれ西山産業白山工房または加藤機業場の明示があります。)  

白山紬とは昭和初期まで白峰にあった機屋さんの商標でしたが、昭和初期に廃業になり、その後他の機屋さんが商標だけを譲り受け、「白山紬」名で福井県で生産を開始しました。

ただし、当初白峰村で生産していた「白山紬」とは製法が全く異なり、製品としても「牛首紬」と全く異なるものです。  
これは牛首紬が経済産業大臣から「伝統的工芸品」の指定を受けていることからも明らかですが、「牛首紬」は製法から商品の風合いに至るまで伝統(手作り)を大切に守っているという証でもあります。

牛首紬と白山紬のルーツをたどれば同じ白峰村に行き着くのですが、現在の白山紬は、製法と風合いにおいて全く別のものと考えていただいて結構です。
(例えば大島紬と結城紬が違うぐらいの別物です)

白山紬と牛首紬はおもに地理的な関係(牛首紬の産地「白峰村」に日本三名山のひとつの「白山」があります。)と見た目には同じ緯糸にネップがあることから、混同されることも多いのですが、商品をお求めの際にはラベルに牛首紬の商標があることと経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」のラベルが貼ってあることをご確認いただきたいと思います。

それぞれの持つ風合いや良さをよくご覧いただければ幸いです。



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