きものしたくを積み立てていらしたれい子様。
満期になって、新しいおきものをお選びになるとのこと。

新しいおきもの選びは、まず、お持ちのきものや帯を理解することが大切です。

れいこ様に画像を送っていただき、それらに合わせてコーディネートしやすいものをご提案させていただく、ということになりました。

↓がお持ちのおきものや帯です。

「気に入るものが見つかるまで、何度でもお伺いします(^o^)」れいこさまより

　持っている着物と帯は、 母が誂えてくれたものや、母から譲られたものもありますし、　リサイクル品やオークションで落札した安いものなどもあります。

　自分の好みのコーディネートの画像もお送りします。
　統一感があるようなないような・・・少しでも参考になれば、幸いです。

まずはメールで、お手持ちのおきものと帯の中で、コーディネートをご提案しました。

れいこ様は、最初はっきりとした言葉でそれを口になさることは無かったのですが、

メールのやりとりから、すっきりしているがどこかにほんのりかわいらしさがあるコーディネートがお好きということが分りました。

お手持ちのおきものの中で、そのイメージに一番近いのが、ピンク系の小紋。

それと少しイメージを変えてシックですっきりした角通しの江戸小紋をお薦めしました。
この江戸小紋は、表が黒に対して、裏はとてもきれいな紫色で染まっています。

実際に日本橋オフィスにお越しいただいて、肩に当ててみると、その色合いが、
れいこ様のお肌にとても美しく映りました。

小学生と中学生の２人の男の子のお母様ですので、これから入学式・卒業式などが

有りますが、 訪問着は着る機会が有りませんということ。

そこで、江戸小紋をお持ちになればちょっとおでかけにも、少し改まった式典や法事にもぴったり！です。

あわせて、染め帯もご提案いたしました。

そして、この江戸小紋と染め帯が、お持ちのおきものと帯のどれにあわせることが出来るのか？

などをアドバイスさせていただきました。

「色遣いなど、どうしたらいいのかわからない〜(>_<)という悩みは、これで解消。」
　

　短時間の間に、いろいろ見てくださってありがとうございました！
　江戸小紋にバティック帯の組み合わせは、考え付きませんでした。

　自分の方向性がよく定まっていないので、
　伊藤様もアドバイスされるのにご苦労されたのでは、と思います。

　聞かせていただいたお話は、どれもとても参考になりました。

　こんな風にセンスのある方のお話しをたくさん聞いて、 この先自分の
　着物センスも磨けていけたらいいな、と思っています。

　小物の色遣いや帯の選び方などを具体的におっしゃっていただき、 どれも納得の
　いくご意見でした。どこをどう直したらいいのかわからない〜(>_<)
　という悩みは、これで大分解消されました。ありがとうございました。

　やはり着物でも帯でも、実物を見ていただいた方が、
　より良いアドバイスをしていただけますね。

ご提案させていただいた江戸小紋と染め帯は、れいこ様にとてもよくお似合いです。

お顔映りがとてもよくて、そのきものを肩に当てた途端に、お顔が素敵にきりりとして、
あごの輪郭が美しく変わったように見えました。

きものを実際に当てていただいて、お顔映りをみるのは、とても大切なこと。

次に大切なのは、その方が何を求めていらっしゃるのか？ということです。

１）貴方のお持ちのきものや帯を診断して、

２）貴方の「こんな風に着たい、なりたい！」というイメージを理解して、

３）貴方に実際にお会いすることで、

　貴方にお似合いになる最適なものを、女将がアドバイスさせていただけます。