「候補は付下げ、江戸小紋、訪問着。重厚さもいいけど華やかさもほしい」

 

卒業式の袴に合わせる着物のことでご相談いたします。
最近は教員もあまり着ないのですが、
卒業学年の担任なので袴をはこうと思っています。

本校は私服なので、まるで大学の卒業式のように
女子生徒たちも華やかな着物や袴姿が多いのです。

私が目立つためには、小林幸子並みに背中に電動孔雀
羽根でも つけなきゃダメかも・・・という感じですが、
ここは大人の風格で勝負したいと考えています。

そこで、手持ちの中からどれを着ようかと悩んでいます。
同じ学年の女性担任は、黒無地5つ紋の着物を着るそうです。
大変格調高いとは思いますが、私は喪服しか持っていないしちょっと淋しい気もして。

本当は色無地がいいのはわかっているのですが、
候補として考えているのは、付下げ、江戸小紋、訪問着です。

江戸小紋は色も光沢も気に入っているのですが、
行儀小紋ではなく、いろいろな柄を寄せてあるのがどうなのだろうか、
と気になります。重厚さで言うと、紫の訪問着がいいかなとも思いますが
華やかさも欲しいのです。

帯は手持ちの半幅にする予定ですが、伊達襟その他で工夫できる
ことがあれば、そのアドバイスもいただけると嬉しいです。

 

 

 

みつよ様の個性は、優しく可愛く、ちょっとボーイッシュで女らしくエレガントです。

そのためには、すっきりして女らしいものが良いと思います。

まず女将は、お顔映りを第一にきものを選ばれることをお薦めしました。

みつよ様が最初に候補としてあげていた辻が花の訪問着は、
少し重い感じがするのでは?と申し上げました。

そのアドバイスで、袴とお顔映りがよい江戸小紋と訪問着を持参なさったみつよ様は、

女将に似合うきものの確認。その結果、この江戸小紋をお召しになることになりました。

 

 

@

刺繍半衿と紫の伊達衿を入れました

 

A

お肌映りの良いイエロー系の組紐と伊達衿で

スッキリ!バージョン。随分変りますよね。

 

 こちらもご覧下さい。↓

   組紐バイヤス衿 緑がかったクリーム色 
   組紐バイヤス衿 白色

 

@オークル系のお肌にあわせるために、組紐の半衿の色合いは、クリームがかった薄い黄緑です。 そこに、すっきりした花柄が入っています。


みつよ様の身長や雰囲気やお肌の色を考えながら、最適な半衿をお選びします


A組紐の半衿は、すっきりした雰囲気と、お肌を輝かせてくれる光沢が有ります。


特に大切なのが色合い。クリーム系の色合いが欲しいのですが、
濃すぎるクリームではお顔が沈んでしまいます。こちらの組紐は、
これくらいの色合い!という微妙なさじ加減の黄色味が入った色合いです。

この組紐の半衿は、すっきりした雰囲気とお肌を輝かせてくれる光沢が有り ます。

特に大切なのが色合いです。


クリーム系の色合いが欲しいです。
濃すぎるクリームではお顔が沈んでしまいます。


これくらいの色合い!という微妙なさじ加減の黄色味が入った色合いです。

 

 

 

 

 

お持ちの中でどんどんお召しになりたいという辻が花の訪問着。
こちらは、地色がお肌に近すぎる色合いで、少しメリハリが足りなく感じます。

モダンで若々しいみつよ様には、もう少し強さが欲しいところです。
ですから、伊達衿に明るいえんじ色と紺をお選びしました。それぞれ、とても違った雰囲気になります。

紫の伊達衿も考えて見ましたが、この訪問着に紫ではみつよ様に対して雰囲気が甘すぎると思います。
伊達衿の選び方は、きものの中の色合いを使うと良いですね。効果的な伊達衿1本で、帯1本くらいの効果が出せそうです。

 

貴方のイメージと客観的な視点を調和させ、きものや帯、そして小物一つまで、
お一人おひとりのために選びます。

 

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