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きものへの想い
林真理子著「きものの悦び」を読んで 名古屋市 岩瀬 珠美
『きものへの想い』 それはきものを好きになりかけた頃、 林真理子さんの「きものの悦び」と出会って一気に膨らんだ。
その作品はまさにきものの素人から始まった彼女の奮闘記。 きつけの話しやきもの好きな誰もがはまる(?)ローン地獄、失敗談などなど 可笑しくって楽しくって、あっという間に読み切ってしまった。
図書館で借りたものだったので今もわたしの手元にはないが、 (そんなに気に入ったのなら買えばいいような気もするが) 図書館に行けば必ずあるので2度3度と借りて読んだものだ。
何度読んでも面白い。
「これはみんなに教えてあげなくっちゃ!」と きつけ教室の友達や本嫌いな従姉にまで勧めてみた。
従姉から2.3日してTELがはいった。 「めちゃ面白いで、すぐに読んじゃったわ〜。はまるわ!」 (そうでしょ、そうでしょ・・・。)ん?なんだろうこの満足感。
きもの好きな仲間ができたんだ!
それ以来、一緒にきものを見に出かけたり、入学、卒業式にはきものの貸し借りを
したり、きものの楽しみが増えた。 従姉の友達ときつけの勉強会したり、箪笥の引き出しから ステキな白大島のアンサンブルを出してお披露目。
「旦那には内緒よ。」と言われた時は、顔を見合わせて思わずにんまり。 ちょっと詳しくなってくるときものについてもっと知りたくなって
きものの本を手当たり次第読み始めた。 組み合わせ、季節感、格付け、などなど・・・。 どれも勉強にはなるが、あれほど楽しい本はいまだにみつかってない。
どうしてだろう?わたしなりに分析をしてみる。
林真理子さんのテンポのある文章とわかりやすい親切な説明。 何より気取らない彼女の性格が伝わって来るからだ。
どこやらの家元やらきもの評論家の○○さんと違って 視点がわたしたちとおんなじで、共感できる部分がいっぱいあった。
ただひとつの違いは彼女は売れっ子作家でお金持ち!ということだけ。 手に入れたきもののお値段はおそらく一桁、いや二桁ほども違うかも・・・。
それで支払いに追われるなんて・・・。ね! でも作家の「S」さんだって「きもののために書く」ってなんかの本で読んだぞ〜。 み〜んな一緒♪まさに女心よねえ。
先日、雑誌で林さんのきもの姿をお見かけした。 娘が「綺麗な人」とポツリ。「ええーっ!」とわたし。(林さん、ごめんね〜)
だけど、じっくり見るときものがしっとりと馴染んでて素敵なの。
ずーっと前に載ってた写真とは大違い!(またまた失礼) 「きものを着こなす」とはこういう事だとしみじみ思った。 なんだか嬉しくなっちゃう。
まだまだ「きものに着られてる」わたしだけどいつかは 「お似合いね」といわれるようにがんばらなきゃ! ね?
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