商品解説

金や銀で模り、漆を重ねて文様を表した「平文」技法で、
自然の風物詩を表現した大和絵が特徴の、
人間国宝・大場松魚先生の世界を、引箔の袋帯として実現しました。

「平文」とは、金や銀の板金を模様に切、漆の表面に貼り付けて、その上に漆を塗り重ね板金の部分が見えるまで研ぎだすか、または漆の膜を削りとって模様を表す方法です。
その「平文」の技法を現在に甦らせたのが、人間国宝である大場松魚先生と言われています。

（価格は仕立代込み）

【引箔】
西陣が世界に誇る、織組織の中に和紙を一緒に織り込む技法です。

和紙の上に漆を引き、その上に金や銀の箔を重ねて柄や地色を構成、
それを細かく裁断し、糸状にします。
通常の糸で生地を織っていく間で、裁断された箔を順番に緯糸として織り込んでいます。


人間国宝とは、日本政府が国の重要無形文化財の保持者に認定する称号であり、
その技術や技能が高い評価を受けている作家たちが、となみ織物の作品に
独自の技術や表現を生かして制作しています。

糸の色使いや柄、織り方など細部に至るまで職人の高度な技術と感性が
光る作品たちが展開されています。


となみ織物 人間国宝・作家シリーズ'の特徴や魅力

精巧な織り技術：
人間国宝に認定された職人たちによって作られた作品は、高度な織り技術が
駆使されており、細部にわたる緻密な織りが特徴です。

豊かな色使い：
　糸の色使いにもこだわりがあり、伝統的な色彩だけでなく、現代的な
　カラーコーディネートも取り入れられています。

独自のデザイン：
　各作家が持つ個性や感性が反映された独創的なデザインが多く見られ、
　伝統と現代が融合した作品群が展示されています。

高い芸術性と技術:
　人間国宝や熟練した作家によって制作された作品は、精巧なデザインと技術が特徴です。

伝統と革新の融合:
　伝統的な技術を守りながらも、現代の感性を取り入れた新しい作品も多く見られます。

希少価値:
　一点一点が手作業で作られており、大量生産ができないため、非常に希少です。


日本の伝統的な織物技術を受け継ぎ、発展させている作家たちの作品を集めた特別なシリーズです。
このシリーズには、日本の伝統工芸の頂点に立つ人間国宝（重要無形文化財保持者）や
その他の著名な作家の作品が含まれています。