商品解説

　　

重要無形で使う本場結城紬（地織）を引き染めでまずピンク色を染めました。像などピンク色の部分です。
その上から赤い色を引き染めで染めましたが、像や室内の背景などピンクの部分はノリ伏せして染まらないようにしました。
その後、沢山の彦根刺繍を手で行いました。大変手間がかかっています。
紬の訪問着、付け下げ、小紋、紬などに合せていただけます。
豪華で華やかで明るい着姿になることでしょう。

この帯は、手織りで１点ものになります。ご注文時に事前に在庫のご確認をお願いいたします。
また、売り切れの場合は、ご注文いただいてからお作りすることができます。
その場合、半年以上かかることがあります。

「本袋帯」とは、表地と裏地が一体となっていて一枚の筒状に織られている帯のことです。
本袋帯は、縫い合わせて袋状に仕立てたものではなく、織りの段階で袋状に織られるのです。
筒状で裏返しの状態で織りすすめられるので、出来上がりまでは織り手本人でも紋様を見ることが出来ません。
つまり熟練の技が必要とされ、高級な帯として作られます。
コーディネートされる着物の種類は、留袖や訪問着などの格式高い着物がほとんどです。
戦前まで使われていた最も格式高い「丸帯」に変わって考案されたのが、「本袋帯」です。
丸帯は、分厚く重いため扱いにくく本袋帯が取って代わってきました。
また、昔は、袋帯と言えば本袋帯が一般的でしたが、織りに高度な技術が必要になるため、製造効率が悪く、
現在はほとんど作られなくなり、大変貴重な帯でもあります。

一方で袋帯とは、本袋帯の作業工程に手間がかかるため、裏地と表地を別々に織り、仕立てで二枚を縫い合わせて製作する帯のことです。
・帯の形や長さ→幅約30cm×長さ約4ｍ
・帯の素材→西陣織・佐賀錦・紬（つむぎ）・ポリエステル
・コーディネートされる着物の種類は、西陣織や佐賀錦は留袖や訪問着、紬や小紋など
袋帯は、素材によってフォーマルシーンからカジュアルシーンまで幅広く楽しめる帯です。