商品解説

プレナイトの名前の由来は、発見者であるオランダ陸軍のプレン大佐から命名されました。
ぶどうの房の塊のような状態で発見されることから、日本では「ぶどう石」と呼ばれています。

淡緑色以外にも黄色や灰色、白色、無色などがあり、半透明で弱い光沢が特徴です。
ルチルクオーツのようにインクルージョンを含んだものも多く流通しています。
プレナイトは火山岩中の隙間に、カルサイトやゼオライト、ペクトライトなどの天然石と一緒に産出します。
緑色が、特に美しいものはカボションカットされ、装飾品に用いられています。


語源は鉱物学者で後に、世界的遅筆学者となったウェルナーが発表した天然石ですが、
発見したのは、鉱物収集が趣味だったオランダ陸軍のプレン大佐です。
プレナイトという名前はこのプレン大佐にちなんで命名されました。
鉱物の名前が人にちなんで命名されたのは、このプレナイトが最初だったようです。


■天然石とは？

ダイヤ、エメラルド、サファイアなどの５大宝石の次に位置するのが、
貴石→順貴石→ジェムストーンなどの天然石です。
これらの石は、価格で判断するよりも、石が生まれつき持っている味わいの深さや形を楽しんでいただくものです。
石の個性を生かしながら、銀や一部金を使ってデザインをしていきます。

斎藤翠先生のデザインは、日本独特のたがねを使った丁寧で独特の彫金デザインで、お父様も彫金作家だった影響もあり、幼いころから石に親しみ、石の心を知っている先生は、その石本来の個性や美しさを最大に生かすものです。

私は、メルディナイトという台湾のオパール系の石を紬などの日常で良く使っています。
また、緑の大きな「オリビン」という石は、つけてえいると、見知らない方からも、「その石、何ですか？」って声をかけていただきます。
京セラが元素で作っている、天然石よりも高価なエメラルドの一つで、ビクトリアストーンというものです。



美しい輝きがあるので、柔らかもののおきものの時にはめることが多いです。
天然石は、いくつも欲しくなります。
光の加減で色が変わったり、はめる指によって見え方が異なります。

指輪と帯留めをコーディネートしながら使うとおしゃれですね。
そんな場合は、帯留めよりも指輪の方が明るさが強いものがお薦めです。

■デザイン、制作：
社団法人　ジュエリーデザイナー協会所属　斎藤翠先生



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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（伊藤康子記）