商品解説

この喪服は、大変品質が高い生地でご用意させていただいています。
上質な本場浜ちりめん地を使用して、五穀黒染と命名された染めは、ひえ・粟・米・麦・豆から
抽出された茶色を含有した染料で染めているため、
仕上がりの黒色が大変やわらかい印象になっています。
長襦袢（夏、冬２枚）と九寸名古屋帯（夏、冬２本）は、選んでいただけます。
また、喪服に必要な小物がすべて揃います。

お勧めポイント１）生地の良さ　浜ちりめん

滋賀県　長浜の浜ちりめんを使っています。浜ちりめんは、糸の撚糸を自社で行います。
よりをかけていない糸を小ロットで自社で3000回転近いよりをかけて撚糸を行います。
それだけ手間をかけて品質が良い生地が出来上がります。
重さのある上質な生地が出来上がりますから、それだけ染め上がりもきれいです。
また、しわになりにくく、しわになっても復元が早いですから着やすいです。

お勧めポイント２）　通産大臣認定の伝統工芸士が染めた上質な五穀黒染め

五穀黒染と命名された染めは、黒色の染料のみでなく、ひえ・粟・米・麦・豆から抽出された茶色を含有
した染料で染めているため、仕上がりの黒色が大変やわらかい印象になっています。
茶色味を帯びた、美しい黒です。上質な黒色で変色しずらいので、長くお召しいただけます。
紋章糊置士、京黒紋付染士、紋洗補正士など、全て通産大臣認定の伝統工芸士が携わって仕上げて
います。

お勧めポイント３）５つ家紋をお入れします。

袷と夏の２枚のおきものに、それぞれ５つ家紋をお入れします。
第一礼装の確かな喪服としてお召しいただけます。

家紋は、必ず染め抜きの日向紋の５つ紋にします。
結婚前なら本人の生家の定紋を、嫁いだ後なら生家の定紋でも、婚家の定紋でもかまいません。

お勧めポイント４）柄をお選びいただける名古屋帯

夏、冬共、柄をお選びいただける名古屋帯が付きます。
夏、冬で同じ柄もお選びいただけます。

お勧めポイント５）ワールドガード

きものは２枚ともワールドガード済みです。
ワールドガードは、防水、防虫、防汚、防帯電効果が有ります。

お勧めポイント６）長襦袢　５柄からお選びいただけます。

夏物の長襦袢は、絽です。涼やかな絽目です。

お勧めポイント７）喪服に必要な小物がすべて揃います。

喪服をお召になる際に必要な小物を、全てセットにしてお付けいたします。（全部黒色）
帯揚げ２枚（夏・冬）、帯締め２本（夏・冬）、帯枕、帯板、
バッグ、草履、伊達締め、腰ひも３本、着付けベルト、台付き袱紗

これらの商品は、喪の略礼装となる色喪服（茶、灰、藍、紫、エンジなど）をお
召の際にもご使用頂けます。

お勧めポイント８)　美しい風合いの黒色

葬儀や法事で黒いおきものやお洋服が並びますと、色や生地の違いが際立ちます。
一目で上質感が伝わる美しい喪服です。
ご法事やご葬儀に万全の対策になります。


喪服とは・・・
喪に服するということ
古代では、死は穢れ(けがれ)として忌まれ、死者に近しい親族にも穢れは及ぶとして、他との交渉を一定期間遠慮する、服喪の習慣がありました。
その期間、素服（そふく）と言って染めていない麻布の衣類などを着て、喪の期間が明けると、この衣類を脱ぎ、河原で禊ぎをして身を清め、平服に改めるという風習があり、これが喪服の古い形であったと思われます。
素服は、織ったままの布ですから、生成もしくは白地の無地の布で、奈良時代頃までは喪服と言えば白であったようです。その後、仏教の伝来と共に、亡くなった人との親疎の度合いによって服喪期間や喪服の色、素材など細々とした決まりができ、宮中で用いられるようになったのを期に、黒い喪服が用いられる時期があるものの、明治時代頃まで白が喪服の主流だったようです。
黒無地に日向五つ紋をつけたものが、喪の装いでの第一礼装となります。

喪服を誂えるタイミングは・・・
一般的には20歳になった時、社会人になった時、結婚した時、法事やお盆の時、
急な弔事の時などと言われます。喪服は着ることが少ない方が良いだけに、お誂えになるタイミングを悩む方も多いようです。
ですが、いつどんなときに必要になるかもわかりませんし、ましてや不幸があってから慌てて誂えるものでもありません。
いざという時に慌てないためにも、前もって用意しておくことが賢明です。

ある方は、きちんとした喪服が必要なお家のお嫁様ですが、義母様が入院なさって容態が悪いのに、
お身内に遠慮して喪服をつくれなくて困っていらっしゃいました。


ある方は、義父様がお亡くなりになったので、一週間で喪服を作って下さいと
お越しになりましたが、家紋を入れるのに時間がかかるので間に合いません。

仕方なく、張るだけの張り紋で済ませました。
張り紋は、見栄えが劣るのですが、ご自分のお家の家紋が必要ですから
それ以外に仕方有りませんでした。


喪服をつくられるタイミングは、かなり難しいのです。

ですから、ご結婚なさる際に持っていかれるのは良く分かります。

仏事のおきものですから、

なぜ、今作るの？　と言われるような微妙なタイミングは避けたいです。


必ず必要なご準備として、しっかりした生地の喪服きものをお作り下さい。

お洋服ですまされるのは、喪主にならない方々がほとんどです。

喪主とその奥様は、５つ家紋が入った第一礼装としての喪服をお召しになります。

家を守り伝えていかれるお立場として、不可欠なおきものです。


ご長男のお嫁様、家を守られるお立場の方、会社や地域でそれなりのお立場の方は必需品です。

お葬式で黒が並ぶと、黒の色の違いや品質が歴然だと言われますが、この喪服でしたら安心してお召しいただけます。

この機会にこそ、しっかりした喪服を作られることをお勧めいたします。