2)喪服のおしゃれ
これはかなりおしゃれな用い方です。
お通夜にかけつえる時などに、この袖なし羽織の黒を作っておきます。
そして、その袖なし羽織は、背中に1つ紋(家紋)を刷り込み紋などで入れます。
この黒い1つ家紋の袖なし羽織を、色無地のきものの上に羽織って
かけつけて下さいませ。
なんと小粋な女将さん! いえいえ、小料理屋の女将さんでも、お茶の先生でも
良いのですが、さすがに人生を知っている、そしておしゃれも楽しんでいて
みんなの見本になるような方に見えませんか?
この時の黒い袖なし羽織は、お持ちの古いきものを黒く染め直したものでも
良いですし、新しく黒い反物を買われて仕立てても良いですね。
新しい反物が1反有れば、袖なし羽織と帯が出来ます。
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