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袖なし羽織のご提案

  きものは、仕立て直したりして、ご自分好みのものをお作りいただける

 うれしい素材でも有ります。 アイデア次第で、楽しさもふくらみます。



袖なし羽織
                  



 

■ 袖なし羽織の特徴

上の袖なし羽織をご覧下さい。

この羽織は、絞りのきものだったものを仕立て直して、袖の無い羽織にしたものです。

なぜ袖が無いかと言うと、

 ・その方が動き易いし

 ・羽織ほど仰々しくなく、気軽に着られます。

 ・見ごろの部分を覆って、汚れ防止になります。

 ・帯の部分を隠せます。(笑) 

 ・何も着ない(きものだけ)よりも少しだけきもの通のような、粋な感じが有ります。

というわけで、

 ・きものを普段から良く着ていらっしゃる方が、気軽なよそいき

  

 ・普段着のおしゃれ

 ・寸法が合わなくて着られないきものの再生

などにお使いいただけるのです。

 


 袖なし羽織の実例

1)みどりさんの場合

 みどりさんは、おばあちゃんにいただいた紬が有りました。

 きものと道行きが同じ反物で出来ています。

 このきものを着たいと思われたのですが、丈が短くて着られせん。

 そこで、きものと道行きを解いて、洗い張りし、布を剥いで、みどりさんサイズの

 きものにしました。

 かなり地味だったきものは、明るい通しうらにすることで若々くなりました。

 それから余った布で、袖なし羽織を仕立てました。

 きものと袖なし羽織をアンサンブルで着ています。

 

      

2)喪服のおしゃれ

 これはかなりおしゃれな用い方です。

 お通夜にかけつえる時などに、この袖なし羽織の黒を作っておきます。

 そして、その袖なし羽織は、背中に1つ紋(家紋)を刷り込み紋などで入れます。

 この黒い1つ家紋の袖なし羽織を、色無地のきものの上に羽織って

 かけつけて下さいませ。

 なんと小粋な女将さん! いえいえ、小料理屋の女将さんでも、お茶の先生でも

 良いのですが、さすがに人生を知っている、そしておしゃれも楽しんでいて

 みんなの見本になるような方に見えませんか?

 この時の黒い袖なし羽織は、お持ちの古いきものを黒く染め直したものでも

 良いですし、新しく黒い反物を買われて仕立てても良いですね。

 新しい反物が1反有れば、袖なし羽織と帯が出来ます。

 

 

3)温泉や旅先でのおしゃれ

  温泉の浴衣が気に入らないわ。とおっしゃる方もいます。

  そんな方は、この袖なし羽織を持って行って、温泉で着ています。

    

このように、気軽におしゃれが出来るアイテムとして、あなたらしい袖なし羽織をお作りになってはいかがでしょうか?

お仕立てのご依頼・ご相談は、↓からどうぞ。