「小物をどうしようか、そればかり悩んでおります。」
 

きものを着る予定の場所は、同じ科にいる、1つ年上の女性医師の先輩の結婚式です。

チャペルと式場が一緒になった会場で行われる式の、披露宴のみに出席する予定です。


友人として出席するわけではなく、同じ科の医師が全員出席する、そのうちの一人。

科の中でも一番下の立場です。

披露宴には、私が在籍している科の医師やお二人の友人と親戚など、
全体で50人前後が出席すると思います。時間は夕方5時に開始です。

きものを振袖、訪問着、付け下げ・・と色々悩みましたが、
ホテルのような会場でなく、また、近い立場で出席するわけでは
ないこと等など考え、今回、見ていただく着物での出席を決めました。


ここ数日、小物をどうしようか、そればかり悩んでおります。


バッグはいまのところ、ドレスを着るときに使っている、
淡水パールでできたクラッチバッグを使おうと思っていますが、
もしも、ちょっと洒落た、きものに合いそうなバッグがあれば、 ご紹介いただければと思います。

 

 

 

晶子様が、2月にお召しになる予定の訪問着。実は少しお顔映りがさびしかったのです。

ノーブルで清らかな雰囲気は出るのですが、晶子様がお持ちの優しく可愛らしい雰囲気が あまりで無いことが気になりました。その点を指摘して、お顔映りが良くなるように小物で工夫をしました。


刺繍半衿を入れ、綺麗なオレンジの伊達衿をつけ若々しく明るい帯締めと帯揚げにしてその装いに合う龍村の草履と、ビーズバッグのご提案もさせていただきました。

 

 

刺繍半衿と伊達衿の部分

オレンジの帯締め帯揚げ

 

クリーム色の帯揚げと

萌黄色の帯締め

 

 

 


 

さすが!!としか申し上げようがありません。
私も、今回お送りした訪問着は、色も、柄も、雰囲気も
大好きなのですが、まだ少し早いと言うか、地味・・と言うのではないのですが、
落ち着きすぎてしまうような感触を着るたびに感じていたのです。

その感触を小物で柔らかくできるのではないかと考えたの
ですが、やはり、大部分を占める着物そのものの色合いは 大切ですよね。

あのきものを今までに着たのは2回だけです。
2回とも白に近いクリーム色の帯締め・帯揚げを使用しました。
その色の小物は、あの着物の透明感をさらに引き上げました。
けれど、シルバーグレーのシャープさをも、ますます発揮させたのかもしれません。

1度目は仕事上で、非常に光栄な賞を頂き、その授賞式で着用しました。
そのときは、その場にもふさわしく、周囲の方の評判もとても良く、
壇上で落ち着いて賞を受けるにふさわしい装いであったと感じました。

けれど、2回目はお世話になった方のお誕生日をお祝いする
席でした。同じ装いで出席しましたが、少し落ち着きすぎた感じがしました。
もう少し全体的に柔らかな、明るい印象で着られたら良かったのにな、と今でも思っています。
着るたびに何となく感じていた私の違和感を、見事に指摘されてしまいました(^o^;

 

 

 

そう、そう、これ!!これなんです!

こんなバッグが欲しかったのです!ずっと、こんなバッグがないかなーと思っていました。
けれど、雑誌等で見ることはあっても、探しても、探しても見つからなかったのです。

さすがきもの人の伊藤さまですね。バッグは持っているものでいいと思っていましたが、これなら欲しい!!です。


草履も、鼻緒の具合がちょうどぴったりで、本当に足に吸い付くような履き心地になるだろうと思います。


披露宴までに、しっかりと慣らしていこうと思います。

 

 

「とっても、とっても!!きもちよかったです!」

 
きものを着付けてくれる方が、”このきものに この伊達襟が本当にいいですね。”
“この色をもってくるなんてセンスがいい。きものが分かるのね。”


“この掛け襟も、こんなにいいものはなかなか目にしない。”
””うわー、かわいい帯揚げ。どこでこんなにいいもの を手に入れたの?”
と大絶賛してくれました。

披露宴の会場では、そばを通る人、通る人 みんなが、
”きれいですね””似合ってますね””美しいですね”と声をかけてくれました。

ほんとうに自分でも、あのきものの魅力を再発見したようでした。

静かな美しさを表現するにはいい着物、というとらえ方をしていましたが、
それだけではなく、明るくチャーミングで、でも上品で凛とした美しさ、落ち着き。

そして目立ちすぎず、でも私らしく、周囲の方の印象に残る装い。

伊藤さまに選んでいただいた小物のおかげで、この着物を着て
表現したい自分をすべて欲張りに、表現できたような気がします。

選んでいただいた小物を、着物と一緒に衣紋掛けにかけて眺めて
いたときも、さすがのセンス!と思っていましたが、実際に身につけてみて、
本当に、私と着物と、どちらも幸せになれるよう、 たくさんの中から心を込めて、
一番を選んでいただいたのだな、と実感して、心から嬉しく幸せに思いました。


たくさんのお手数をおかけしたことと思います。心から感謝致します。

 

小物の色ひとつで、お顔が変わって見えていきます。

貴方の一番の表情を引き出す、そんなコーディネートをご提案いたします。

 

 

 

 

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