娘の七五三と10,11月の友人の結婚式があり、結婚時に仕立てた色無地を着ていこうと思っています。


周りの反応は「着物は動きづらい、お金がかかる、、、」などといわれ引っかかっています。
でも着物を着てみたい、七五三では娘と一緒に写真に納まりたい。
友人の結婚式では若々しい着物姿で参列したい」


着物の名称から勉強している初心者で、着物と帯の組み合わせ、帯揚げ、帯締めの
コーディネートには全く自信がありません。


そんな時にこちらのHPをみつけ、藁にもすがる気持ちで申し込みさせていただこうと思いました。


娘のために、主人のために、そして何より自分のために美しく着物を着たいのです。

 

 

 

洋子様がお手持ちのお着物と帯の画像をまずお送りいただきました。

ピンクの色無地、若苗色の訪問着、群青色の附下げの3枚
帯は銀の袋帯、銀地にピンクの入った袋帯、 群青の附下げに合わせたオレンジの金地の袋帯の3本がありました。

先ず、それらの判断をさせていただきました。

 


 洋子様がお持ちのきものと帯


 

この3本の帯は、少し前の時代の雰囲気がしてしまいます。

今の時代のきものには、合わせずらい色柄です。

 

このきものは、色合いが明るすぎることと

やはり少し前の時代の雰囲気がします。

 

 

ピンクの色無地 一番現代的で七五三に相応しいきものですが

お肌映りが少しだけ心配です。

 

                                                  

 

 

 

七五三のお母様として相応しく、また現在の年齢に合い、今の時代のきものとして新鮮、というような観点から見させていただくと、2枚のきものの内、ピンクのおきものの方が合うでしょう。

画像で拝見すると、お顔の色に対してピンクの色が薄すぎないかと思われます。

また、お持ちの帯は、モダンに見せるのは大変そうです。

 

実際にお会いすると、ピンクのおきものは画像で拝見したよりはお似合いでした。伊達衿で調整すれば、より良いでしょう。

 

洋子様の元気で快活な若さを小物の使い方で一層素敵に見せたいですね。

 

 

しかし、お持ちの帯では七五三には合わせずらいです。

さあ、どうしましょう!

洋子様は、その時に出会われた 正倉院家紋の引き箔の袋帯をとても気に入られました。

うっとりです。(^o^)

そして、この正倉院家紋の引き箔の袋帯をなさると色無地も、とてもとても素敵に見えます。

この雰囲気なら、七五三のお母様としてピッタリ!ですね。

 

     洋子様のお持ちの若苗色の訪問着

 

 

それに、この帯でしたら、最近お求めになった左記の若苗色の訪問着にも、とてもよく合います。

後は、帯締めや帯揚げで変化をつけられたら良いですね。

 

左記のようなお色の訪問着も、洋子様にとてもよくお似合いです。

洋子様から帯の感想をいただきました。
 

洋子様から

 

本当に美しくて美しくてため息が出てしまう帯でした。


以前読んだ本で「若い時に出会った帯が忘れられずに、それ以後どんなに探しても 同じような帯に巡り合わない」

あったのですが
読んだときは実感できなかった

気持ちが実感できました。


送っていただいた画像を一人で見て

「うふふ…」って言ってしまいます。


 

 

次に、ピンクの色無地、若苗色の訪問着の、どちらにも合う 小物を選ばせていただきました。

ローズの帯締めは金が入ってモダンでおしゃれです。

帯揚げは、優しいローズ色です。

若さと品格が有り、洋子様らしさが出ていると思います。

 

 

 

 

 


 

「自分の好きな色と似合う色は違うこと、自分の持っているものだけではあまりに活用できにくいこと。


着物と帯が合っていても、それが自分に合うとは限らないこと。」が分りました。


洋服でも同じなのに、着物は持っているだけで着れると思い込んでいました。

色々と有難うございました。

 

   そして、七五三の日、洋子様は、こんなにエレガントに美しく装われました。

                                                  

  

 

 

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