きもの美人 
初春 No.1 2001年  (12)




この写真は、カナダのカルガリーに嫁がれたお嬢さん(千英子さん)に送ろうと、今年のお正月に撮影しました。
お嬢さんがまだ中学生の頃、お母様のきものを着て白い割烹着をつけて、お正月料理の支度を一緒にしました。
そのことが母娘ともに懐かしい思い出です。

お嬢さんに、その頃のことを思い出してもらおうと、この写真を撮って送りたかったのですが、遠いカナダの地で、日本を懐かしんでいてはかわいそう、と思って今まで送れませんでした。

嫁がれてから5年経った今年になって、「もういいかしら」とサカエさんの気持ちも整理ができたので、やっとこのように撮影しました。

ああ、暖かき母の愛です。


野口 サカエさん

きものが大好きで、これまで歩んでこられた生活の節々にきものが深く関わっています。

きものを愛するサカエさんの愛情深さが、良き家族愛の要となっているのでしょう。






証券マンのご主人に同伴して、色んなパーティにもきもの姿で出席しました。

これは静岡のロータリークラブです。
ご夫婦そろって、レイをかけてもらいました。

子供の頃から日本舞踊を習っていたので、きものにはずうっと親しんでいらっしゃいます。
娘時代から自己流で着ていたのですが、その後、着付け講師のお免除も取りました。
10年程前に小唄を習っていた時は、頻繁にきものを着ました。懐かしい思い出です。


         



華やかなお顔立ちに、どんなきものも
ぐうっと引き立ちますね。

すっきりした着こなしをなさいます。
とっても姿勢が良くて、立ち姿が美しいですね。

    
   

の写真は、昭和56年のお正月です。

中学2年のご子息はおじいちゃまの形見の
大島のアンサンブル
を着て、
小学6年の千英子さんはお母様(サカエさん)の
きものを
着ています。

大人用に仕立てたきものをたっぷりのおはしょりで
上手に着付けてあります。
きものはこうやって工夫できますね。

ご主人は奥様(サカエさん)が仕立てたきものを着て、
はいポーズ。日本の家庭のお正月風景です。


  


これは昭和47年です。
大阪成田山に、おにいちゃん5歳、
千英子さんの3歳の
7・5・3のお参り
に行きました。


おじいちゃま、おばあちゃまとサカエさんの
妹さんが東京から
やってきて、一緒に
出かけました。


千英子さんがあどけなくてかわいい。
千歳飴をしっかりと握っています。
おにいちゃんのお顔はウルトラマンで
しょうか?

   

  昭和59年のお正月に、近所の神社に御参りに
  行きました。

  サカエさんが仕立てたウールのアンサンブル
  を着た千英子さんが、当時飼っていた犬を
  抱い
ています。

  こんなウールのアンサンブル、昔みんな良く
  着ましたね。

  

前ページへ   次ページへ