きもの美人

初秋 No.2   2000年 (2) 


おじやちじみの単衣と半幅帯。
家庭でも、部屋着としてきものを着通す通人です。
どんなに上等な帯でも、自分の体に合うように、使いやすい付け帯に切ってもらうそうです。


佐藤弘子さん
東京青山で100年以上続く老舗のうなぎ屋さんの女将さん しゃっきり、ぱっきり着こなします。
関西のご出身ですが、江戸っ子風のきっぷの良さが、着こなしの隅々まで行き届いています。
ご自分が満足する良さと実用性を求めて、「妥協しない」で極められた着こなしが見事です。


仕事着として上っ張りを着て、着物の汚れを防ぎます。
ところが、この上っ張りがおしゃれ〜え。形も素材も着こなしもカッコイーのです。


立体的ですね。襟足がすっきり。


貝の口が小気味良く、決まっています。


思わず、「見せて下さい」と言ってしまった上っ張りの
裏側です。優しい藤色の幾何学模様の羽裏
きものの贅沢ですね。


銀座でおあつらえの足袋。どこもしわにならず、ぽっくりっした
きれいな足に見せてくれます。
「京都でなくちゃダメ」とお気に入りの下駄。滑りにくくて、
鼻緒が粋。
この赤(オレンジ)の色味が違う?
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