■きもの経糸緯糸の両方に、手績みの苧麻を用いて、丹念に織り上げられた宮古上布の着尺です。草木染めで染められた手績みの苧麻で、シンプルな縦縞模様が並びます。草木染めならではの、苧麻一本一本に深く浸透するような黄色。一口に「黄色」とはいえないグラデーションは、沖縄の太陽やそこで暮らす人々の、柔らかく優しい一面を映し出しているようです。7734■帯沖縄の宮古上布で織られる麻織物。繊細な地風と精緻な絣柄が特徴です。苧麻の手績み糸を用い、植物染料で絣糸を染め手織りし、仕上げに木槌で布を叩く砧打ちをすることで、光沢感と軽い地風がうまれます。蝉の羽のように薄いのですが、耐久性に優れ、さらりとした肌ざわりです。国の重要文化財に指定されています。326
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