きもの美人

秋  No.1   2000年 (3)


お正月にきものを着て、白い割烹着をつけた家庭生活に憧れます。
そんな和的な生活が夢だそうです。

10年先の妙さんが、どんな生活しているか 楽しみですね。


金子 妙(たえ)さん
東京目白にある有名ホテルの和食コーナーのアシスタントマネージャーさん。
和風なことと接客業が大好きで、今の仕事が楽しくて仕方ないとおっしゃいます。
9年勤めて最年長。お客様へのアドバイスから、お仲間への着付け指導やコンピューターまで、
何でも楽しくこなす、さわやかお嬢様。


妙さんの着こなしは、「楚々(そそ)」。
お仕事で毎日着ているだけあって、衿元すっきり、身ごろのラインがきれいです。

物心ついた3歳頃から、きものが大好きで、1度着たら、脱ぎたくなかった気持ちが未だに変わらないそうです。
振袖は、充分元が取れるほど着ました。
祖母や母から譲られたきものも惜しげなく着ていますと。

ご自分で買ったきものも沢山あって、もっと着るチャンスが欲し〜い。


赤や緑などの原色が好き。ブルー系は顔映りが悪くなるみたい?この日のオレンジ系の色調が良く似合っていました。


名古屋帯がお好きです。
におい袋やかんざし等の小物も
必需品。


アップにした時の女性らしさが
好きだから、髪をショートに
できません。















ゴムで留めて、くるりと回して、
ピンで押さえただけ。
こんな簡単さが、若さに良く
映ります。


お客さまからのメッセージ

絹香 さんより

若い方の着物姿というと、すぐに振袖姿が思い浮かびます。
その豪華さや華麗さももちろん素敵ですが、金子さんの着物姿を拝見して、若い方の何気ない小紋姿もとても素敵だな、と思いました。

お仕事で普段から着慣れていらっしゃる様子が、画面からもよく伝わってきます。
コーディネートに特に凝った、といった訳ではないのですが、その気負いのなさと言えばいいのでしょうか、普段から着物を着ている方だけが持つ、着物を皮膚感覚で気負いなく着ている感じが、とても素敵です。

私も、金子さんみたいにもう少し肩の力を抜いて、着物が着たいな・・・。

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