桜と紅葉 きものは、季節感が大切な衣です。季節を先取りして、その時々の草花や風物をモチーフとして取り入れて行きます。 春には春の花や虫や鳥をまとい、秋には秋のものを身につけるのです。 つまり四季の有る日本では、一時しか着られないきものや帯となります。これは大変贅沢なことと言えます。 良く問題になるのが、「桜の柄のきものは、桜の季節しか着られないか?」と言うことです。 桜が咲くどれ位前から着て良いの? 葉桜になったら、もう着られないの? 日本列島は縦に長くて、沖縄の桜から弘前の桜まで、桜が咲く時期は長いのだから、その間は着て良いのよね?? だって、宇野千代さんは、一年中着ていたわよ! あららっ、冬に咲く寒桜もあるじゃない! と、桜のきものを着る時期については、さまざまな論議がかしましいところです。(笑) さあ、どうしましょうか? そんな問題を解決したいと、春の桜と秋の紅葉を一緒に描き込んだモチーフも出ています。 この帯はその1つです。 季節感を大切にしながらも、長い季節に着ていただけるように心憎い配慮がされた袋帯です。 貴女が季節を味わう時の心強い味方になってくれます。 つづれ地の陰影にろうけつの持つ味がマッチした自信作です。 この帯は、例えば、ろうけつ訪問着 雪月花のきものに合わせると素敵です。
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