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お仕立て人 三花さん 

三花さんからのメール

4/1/2001

はじめまして。  
私は、川崎市に住んでおります、きものの仕立てを職業とする26歳です。
メルマガを1号から読ませていただいています。

これまでに何度もおかみさんにぜひメールを送りたい、  と思いつつ、今に至ってしまいました。
ご存知の通り、仕立て屋は毎日毎日きものに触っていながら、  実際に着ていただく
お客さまと直接お会いすることはありません。
よほどのことがないかぎり、御意見をうかがうこともありません。

特に私のように、仕立て屋のグループに所属していると、呉服屋さんと直接関わることもありません。

実際に、以前よりは仕事も減っている中で、世の中で  ”きもの”というものはもう必要ではないのかな、と不安に思うこともあります。  そんな中で、おかみさんのメルマガに出会い、きものに対して  ここまで情熱を持っている方がいるのかと、たいへん感動いたしました。

また、きものを愛して、着ていただいている方々の姿も  伝わってきて、うれしくなりました。
現在、私自身はきものを着ることはできません。  ですが、年々「
縫っているだけじゃなくて自分でも着たい」という 思いが強くなってきて、今後、着付けの教室に通うことを  考えています。

それと同時に、本当にきものを愛する方々が着られるきものを心を込めて仕立てたい、と強く思っています。
インターネットを通じて、質の良い仕立てを、できるだけ格安で提供することはできないか、と現在計画中です。
きものは、仕立て屋によって見栄えが全く違ってしまいます。

おかみさんは、仕立てについてどのように考えておられますか?
御意見を聞かせていただけたら幸いです。
今後もホームページ、メルマガともにたのしみに拝見させていただきます。


4/3/2001

お返事がいただけて、たいへんうれしく思っています。 お忙しいのに、ありがとうございます。さっそく、紹介していただいた柏樹さんのホームページ、 Yahoo掲示板をざっとのぞいてみました。
すてきな方々が楽しく会話をされていますね。 私も、今後参加できる会があったらぜひおかみさんやみなさんに お会いしてみたいなぁと思いました。

> 分業化されている呉服業界ですが、今変革の時を迎えています。
> その変革の1つが、消費者と遊離しすぎた各工程の方々とお客さまが結びつき、
> かつ情報公開していくことではないかと思います。
> > 声が聞こえる仕立て屋さんが望まれていると思うのですが。
> > そうすれば、その中で何が良いか、必要か、求められているかが
> 自ずと決まってくると思います。

全くその通りだと思います。 「声が聞こえる仕立て屋」目指してがんばりたいですね。
これから予想される、さらに厳しい時代を生き残っていける和裁士に なりたいです。
私にはいろいろ勉強しなければならないことがあるようです。
まずは自分で着てみるところから始めなくてはいけませんね。 またメールしますね。        

4/21/2001

おかみさん、先日は仕立て友達紹介のメールをありがとうございました。
さっそく、Kさんにメールを送ったところ、すぐに お返事がいただけて、うれしく思っています。
まだまだ、お互いのことを知るには内容が少なすぎますが、 同じ仕事をするもの同士、これからいろんなことをお話できたら いいなと思っています。
ところで、Kさんへのメールにも書いたのですが、 今度開催される鰻の会に、ぜひ参加してみたいなぁと思うのですが、 普通の洋服で参加してもよいのでしょうか?
Kさんからは、ぜひ会いたい、とうれしいお返事をいただきましたが みなさんきものという中に洋服では浮いてしまうかな? 少々迷っております。 では、またメールします。                    

5/13/2001

メルマガ最新号読みました。 おかみさんの想いが本当によく伝わってきました。

中でも、友禅の作家さんと染め工房の方のお話には やはり深く考えてしまうものがあります。
仕立て屋にも同じようなことがいえます。
私のまわりの仕立て屋には、できるだけ面倒な仕事はしたくない、 できるだけ安い仕事はしたくない、クレームさえこなければいい、 という人もいます。

呉服屋さんにも、そういうお店もあるかと思います。
でも、こんな時代だからといって、それではいけないと 思うのです。
おかみさんの言うとおり、すべてを安くすれば着物を 買う人は確かに増えるのかもしれませんが、 長い将来を見ると、そんなことを続けていると着物の 本当のよさが見失われていってしまうのではないでしょうか。
そのあたりの、価格と伝統のバランスはものすごく難しい問題ですね。

仕立てについてですが、   きものはすぐに着るものではない。   出会ったきものを仕立てておいて、いざ着ようとしたら体型が変化 しているっていうこともあるでしょう!   自分ではなく、子供や他に人に譲ることもあるし、   いただくこともある。   誰が着てもサイズに融通が利くのがきものの利点でしょう!   衿の抜き方とか着こなしで、いくらでも変わってくるでしょう!

なるほどなるほど、と思いました。確かにそういわれてみれば、 そうですね。
しかし、そんな意見を踏まえた上でも、納得の いかないこともあります。
例えば、柄合わせ。 ご存知のとおり、柄合わせは必ずしもお客様の身幅に合うわけでは ありません。
とくに、
痩せている人で合わない人は多いです

そんなときは、少し身幅を広げるか、背とおくみのみ合わせて 寸法を重視するか、決定しなくてはいけません。
私が今もらっている仕事では、なんとそれがお店によって すでに決まってしまっているのです。
片方の店は
寸法重視で、もう片方は柄合わせ重視

伝票で特別に指定されている場合をのぞいては、そのお店の 指事通り、私達が決定して仕立ててしまいます。

今まで、それでお客様から文句が来たというのは確かに 聞いたことはないのですが、柄を優先するか、寸法を優先するか、 そのきものを着る本人が決めなくていいんだろうか、と思うことが よくあります。

もちろん、柄が合わない場合も、できるだけパッと見てわからない ようにするのですけど。
そんなことも、そのほかいろいろなことも今度お会いしたときに 話合いたいですね。





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