○由美子様の江戸小紋
40歳代の由美子様は、毎日でもきものを着ていたいけれど
お仕事や家事でご多忙です。 
しかし、その内に着たい!と思って
着付けを習い、おきものも徐々に揃えていらっしゃいます。
そんな由美子様のお嬢様 真理子様が成人式を迎えられました。
□お嬢様真理子様の成人式
真理子様は、ピンク、赤、白がお好みで「可愛い」が大好きです。

真理子様は、成人式の写真の前撮りと成人式本番と
その直後のきもの人新年会で、合計3回 振袖をお召しになりました。
最初の2回は、帯締め帯揚げなどの小物を赤にしました。
■成人式の前撮りのきもの姿
■成人式のきもの姿
新年会では、小物をピンクにして、変化を付けました。
毎回、多くの方から沢山褒めていただいて、自宅に帰っても
脱ぎたくない!という状態でした。
ホテルでは外人の方に声を掛けられたり、エレベーターを譲られて
道で声もかけていただいて、最高の満足感でした。
■新年会のピンクのコーディネート姿
この振袖は、ご自分の結婚式のお色直しとしてもお召しいただける
大変豪華な振袖です。
□お母様の江戸小紋をお嬢様が着る!
成人式を終えられて、真理子様は、きものが好きになられました。
さあ、これから、母娘で一緒にきものでお出かけ出来たら嬉しいです。
今年は大学3年生になりますから、授業の合間の時間を使って
お母様と一緒に着付けを習いたいです。
そこで、真理子様のきものは、どうしようかしら?
と考えました。
未婚女性の礼装である振袖は、最高に品格のあるものを
お持ちです。
次に必要はきものは、何かしら?
一緒に街を歩いたり、お花見に出かけるきものが良いかしら?
と考えていました。
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ふと考えると、由美子様の薄いピンクの
江戸小紋と
可愛い桜のクリームの帯が
有ります。 |
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これをお嬢様が着られないかしら?と思いました。
成人式で使ったピンクの帯揚げや半衿、伊達衿もピンクでした。
これで、可愛いコーディネート出来ないかしら?

という工夫が始まりました。
江戸小紋に、桜の帯に、ピンクの帯揚げとピンクの半衿を合わせると
とても可愛くなります。

これに、新しく、濃いピンクの帯締めを置くと
一層可愛くなりました。
また、お嬢様は、由美子様よりも身長が10cm高いのです。
しかし、裄(首の後ろから手首まで)は、親子で同じなのです。
ですから、着付けの工夫で、着丈を確保することにします。
ということで、身長が10cm違うお二人が
帯締めや半衿という小物のコーディネートを変えることで
きものと帯を共有出来ることになりました。
親子できもの姿で歩く日が待ち遠しいです。
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