
お世話になった素敵なモデルさんたちです。
皆様、本当に有難うございました。


滝沢晃先生の訪問着(こちら)万華鏡と佐波理の袋帯(こちら)です。
糸目友禅とたらしこみ友禅の2つの技法を使っています。
現代的な柄いきに、タモリさんは、「これ上品か?」っておっしゃって
会場の20-30歳代の女性のほとんどからは、「えええ・・っ!」という歓声で
年代による好みの違いをリアルに感じられました。


スワトウの訪問着に佐波理の袋帯ラファエロ!
一番高額ではないかと間違えられ、ずっと好感度が高かった訪問着です。
刺繍の部分は、布地をはさみや針で切り開いて糸で縫って柄を作って行きますから
とても手間と時間がかかります。全て人手で行っています。
無地に見える部分も良く見ていただくと全面、細かな刺繍が刺されています。
中国で行うのでこの価格ですが、日本で行えば10倍以上の価格になるでしょう。
それ以前に、これだけ根を詰めた仕事は日本では出来にくくなっています。
それを行う人がほとんどいません。
もっと部分的に込み入ったセンスを必要とされる刺繍をさす方はいますが
これほどの刺繍になれば、1年程度かかるので、
それらの仕事を海外に移行させた日本には、そのような職人さんがいなくなっているのです。
スワトウの訪問着、もっと高額なものは、こちら


京都で250年続く京友禅の老舗の訪問着と組紐の袋帯
その染め屋さんは、こちら
万能の組紐の袋帯は、こちら


ぼかしの訪問着ととなみの本金箔袋帯
帯の豪華さがおきものの価格をカバーしていました。
こちら


初代由水十久先生の単衣の訪問着と博多の袋帯
初代由水十久先生は、地色を何回も重ねて染める色合いの美しさと
誰にも真似できない精緻で細い糸目の線で表現する童の顔や動きの表現力は
驚嘆するほどです。
糸目の線の中に色を入れて、その色が残るように染めるので
くっきりした白い線が残らず、優しい色をした線が残ります。
髪の毛の細い線など驚くほど繊細ですし
お顔の表情の豊かさと高貴さは、高い人気を集めたはずですね。
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