「小物をどうしようか、そればかり悩んでおります。」
きものを着る予定の場所は、同じ科にいる、1つ年上の女性医師の先輩の結婚式です。
チャペルと式場が一緒になった会場で行われる式の、披露宴のみに出席する予定です。
友人として出席するわけではなく、同じ科の医師が全員出席する、そのうちの一人。 科の中でも一番下の立場です。
披露宴には、私が在籍している科の医師やお二人の友人と親戚など全体で50人前後が出席すると思います。時間は夕方5時に開始です。
きものを振袖、訪問着、付け下げ・・と色々悩みましたが、ホテルのような会場でなく、また、近い立場で出席するわけでは
ないこと等など考え、今回、見ていただく着物での出席を決めました。
さすが!!としか申し上げようがありません。
私も、今回お送りした訪問着は、色も、柄も、雰囲気も
大好きなのですが、まだ少し早いと言うか、地味・・と言うのではないのですが、 落ち着きすぎてしまうような感触を着るたびに感じていたのです。
その感触を小物で柔らかくできるのではないかと考えたの ですが、やはり、大部分を占める着物そのものの色合いは
大切ですよね。
あのきものを今までに着たのは2回だけです。
2回とも白に近いクリーム色の帯締め・帯揚げを使用しました。
その色の小物は、あの着物の透明感をさらに引き上げました。 けれど、シルバーグレーのシャープさをも、ますます発揮させたのかもしれません。
1度目は仕事上で、非常に光栄な賞を頂き、その授賞式で着用しました。
そのときは、その場にもふさわしく、周囲の方の評判もとても良く、 壇上で落ち着いて賞を受けるにふさわしい装いであったと感じました。
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