■きもの作家滝沢晃先生
滝沢晃先生のおきものが圧倒的な人気が有る理由は、下記のような特徴があるからです。
・最低4回以上染めている色の深さにより、お顔が引き立ちます。
・濃い色を重ねて染めるよりも、薄い色を綺麗に重ねることは、大変難しいです。
しかし、滝沢先生は、その色作りが大変お上手で、薄いお肌の人からオークル系のお肌の人にも、
素敵に合うような色作りをなさいます。
・滝沢先生は、色のベースをクリーム色に置いていらっしゃるので最初にクリーム色に染めて、
次の色を重ねることが多いです。
クリーム色は、黄色人種である日本人のお肌の色によく合います。
このために、染め上がる色はが大変美しく、シャーベットトーンと呼ばれる透明感が高い色
になります。
・滝沢先生のおきものは、立ち姿を美しく見せるために、縦の柄のラインを強調する柄が多いです。
伸びやかでバランスが良い着姿になります。
・滝沢先生のおきものは、上前の柄の位置が少し下になっているので身長が高く見えて、
バランスよく映ります。
・糸目友禅という、手間がかかりますが、上品な美しさを出せる技術を使います。
・色の魔術師と呼ばれるほど色をたくみに作り上げることが出来る滝沢先生の色のバランスは、
絶妙です。
・多くの方にお会いして、お似合いになるものをご提案なさっている滝沢先生は、作ることと
同時に、お召しになる人の求めるものやお似合いになるものが分かります。
・そのお似合いになるものを、とても正直に厳しく精査して、かなり強くお似合いになる時
だけお薦めします。
・だからこそ、お召しいただく皆様の着姿は最高に美しくて絶賛していただけます。
・遠目でもひときわ美しく目立つ糸目友禅の技の高さと着る方を引き立てる大胆な構図が
お似合いになる方だけが、お召し下さるので、大きなご満足感を得ていただいています。
・滝沢先生は、キュート、シック、モダン、エレガント、古典と、様々な雰囲気を描かれるので、 何枚ものおきものが欲しくなり、それは、一層美しく見せることが出来る私達女性の大きな
喜びになっています。
・滝沢先生は、薄い色を重ねて、深みがあるやさしい色を染めることが、お得意です。
この色は、オーク系のお肌の方々のお肌を一層美しく見せてくれる色です。
・滝沢先生は、古典的な琳派の本格派の絵柄からディズニーの可愛い絵柄まで、幅広い絵柄を
描かれます。
お子様の可愛さも、大人の女性の可愛さも、とても上品に描いて下さいます。
滝沢晃先生
のおきものは、日本の絹100%を使用しています。
微妙な色合いを出すためには、この生地が一番良いと滝沢先生のご判断で選ばれているのです。
日本の絹は、現在、絹糸全体の1~2%程度しか生産されていませんので 価値が高く、糸の価格も
とても高いです。
反面、この生地は、皺になりやすいです。
ですから、お茶席で色無地をお召しになったら、皺が気になるかもしれません。
しかし、これは、仕方が無いことと受け入れていただくしか有りません。
私も最初は、何とかならないのかと思いましたが、今はそれを受け入れて、毎回着る前に
アイロンを丁寧にかけています。
そのことで、一層いとおしくなっています。
機能性と感性の高い作品作りを共存させることは、かなり難しいです。
今回、お客様のお誂えの色無地のように、すばらしい色合いで染まっているものを見ると、
この色を出せる生地を選ぶ必要性は良く分かります。
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つつじを描いた色無地の下前 |
つつじを描いた色無地の八掛け |
こんな美しい色合いのおきものは、見たことが有りません。
例えば、お子様用のおきもので、銀が混じった生地を使うことで
縫い直しの糸目が残らないようにするという工夫をすることが有りますが
そのような生地の場合と、この色無地で使う生地の発色の違いは
確かに有ると思うのです。
絹は生きているので、とてもデリケートです。
そのデリカシーを上手く使いこなして、美しさと皺の相克を超えて
私たちにすばらしいおきものを
作って下さる滝沢先生の誠実な熱意にいつも心から脱帽しています。
そんな滝沢先生の作品は、とても人気があるので
多くのものをご覧いただくことが出来ないかもしれませんが
是非、一度、実際にご覧いただいて、羽織ってみていただきたいです。
「誰が着るの?」とも思える大胆な構図のおきものが、あなたが
羽織った途端に、あなたを主役にして、完全な脇役として
とても美しく見せてくれる変化ぶりは、他のおきものには無いものです。
また、滝沢先生のおきものは、常識を超えるまで
高い表現力を持っています。
ご覧になったおきものが、お召しになる方によって、大きく変わる
ことを計算して作られています。
ですから、おきものだけをご覧いただくのと
お召しいただくのでは、大きく雰囲気が異なります。
その事を、実際に羽織ってみて体験していただきたいです。
また、何回も先生にお会いいただくことで、より多くのものを得ていただけます。
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