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女将 女将奮闘記
サイト開設までの経緯編 vol.6
中川利夫社長
自分自身を本当に良く知ることの難しさと大切さを痛感し、自分に素直になれた頃から、 不思議なことや思いもかけない偶然が起こりだしました。
もう人に雇われるのはやめようと漠然と思っていた私にとって、では何をするかというのは、 砂漠の中から小石を探し出すように困難なことのように思えました。 人より優れていて、仕事として使える技能はどう考えても持っていないんです。

そう思う一方で、どんな仕事でも、何ヶ月かかかるかもしれないけれど、やらせてもらえば若い人よりはずうっと上手くできるっていうような自信は有りました。 それは能力とか技術力とかではなくて、長い人生を経てきた力みたいな総合力です。 今となっては、これこそ「人間力」だと思います。

職安に行っても、求人は時給800円のパート的な仕事で、その時給は高校生の子供達の方が高いのだという現実を知って「それは絶対に可笑しい。」と思いました。 でもそれが現実ならば、自分が納得できる仕事の場を作り出すしかないと 思ったのです。

次に急に、「ああそうだ、あの人に会おう」とふと思いつきました。 それは、私が趣味でやっている西野式呼吸法に来ていらっしゃる方で 方で、1,2回だけお話をしたことのある方です。 名前も良く知らない事業家の方でした。でも、いつおけいこに来るかも分からない方でしたから、困ったなと思いました。

そして翌日、通常のおけいこ日ではないのに、なぜかおけいこに行こうと思いました。 そしておけいこに行ったら、早く着きすぎたので普段は使わない階に行って本を読んでいたのです。 そしてふと見上げたら、何と中川社長がいらっしゃるではありませんか。

「ああ、お会いしたかったんです!!」と思わず叫んでしまいました。 後でお聞きしたら、その場所は中川社長が準備体操をしている定位置でした。 私は何も知らずにその場所に引き寄せられていました。

毎回いらっしゃる訳ではない中川社長が、偶然その日その時間にいらっしゃったというのは 何回考えても不思議です。 時間と場所とタイミング、全てが合致したんです。 これは小さな偶然と思われるかもしれませんが、このようなことがその後立て続けに起こると、これは偶然ではないことが分りました。

 

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